2016年5月6日 星期五

極太の大島優子に感心、鈴木浩介

2016.4.29 18:00
元AKB48の大島優子と、ドラマ『LIAR GAME』などで知られる鈴木浩介の二人芝居『美幸-アンコンディショナルラブ-』が、5月に梅田の「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)で上演される。現在その稽古真っ最中である2人が、大阪市内で会見を行った。
愛する人のために恐ろしい復讐を繰り広げる女性・美幸の人生を描いた本作。大島は作・演出の鈴木おさむから、ラジオの生放送中にオファーを受けて快諾したというが、後で台本を読んで「これをやるの?」と思ったほど、その内容は衝撃的だ。
共演の話を聞いて「実は嬉しかったんです」という大島に「いま初めて聞きました」と喜ぶ鈴木
共演の話を聞いて「実は嬉しかったんです」という大島に「いま初めて聞きました」と喜ぶ鈴木


「でも最後まで読むと『あれ? 気持ちいいな』と。美幸は特別な人ではなく、周りの人がレールを敷いたから、無意識にズレた愛に向かっただけ。愛もあるけど『哀』もある女性で、今は愛しくなってます」と大島が印象を話すと、鈴木は「痛くて苦しい話と思ったけど、大島さんから『痛快』と聞いた時、そういう見方もできるのかと。実際稽古が始まってから、話の印象がどんどん変わってきています」と語った。
作・演出は、鈴木おさむ。彼の演出が自由で、「芝居で遊んで良いってわかった」と日々楽しさを感じてるという大島
作・演出は、鈴木おさむ。彼の演出が自由で、「芝居で遊んで良いってわかった」と日々楽しさを感じてるという大島
大島はこれが2度目の舞台だが、「(テレビなどの)映像は第三者として観てしまうけど、舞台は観客の方もその一員として世界に引き込めるのが魅力。本当にその(役柄の)感情にならないと舞台に立っていられないという状況が難しくはあるけど、やっぱりやりがいもあります」と自身の考える舞台の面白さを話した。稽古を重ね、鈴木は「彼女は考えるより先に体が動く動物的感性と、それを俯瞰で見る客観性を両方持っている。舞台2本目でこの(台詞の)分量を、素直に受け入れてるのが極太だなあと(笑)」と評価した。
美幸に関わる5人の男を演じ分ける鈴木。衣装やメイクを多用するわけではなく「いまのところ、非常に厳しい状況です」という
美幸に関わる5人の男を演じ分ける鈴木。衣装やメイクを多用するわけではなく「いまのところ、非常に厳しい状況です」という
ポスターを見ると一見サイコホラーに思われそうだが、2人とも「ホラーではない」と言う。鈴木は「怖いというより切ない。無償の愛ってどういうものだろう? ということを、美幸の気持ちを体感することで、自ずと考える時間ができるのでは」といい、大島は「不愉快には終わりませんしね。愛情の形は人それぞれ違うし、それをどうやって相手に届ければいいかを、すごく考えさせる」と話した。大阪公演は、5月27日〜30日で、チケットは全席指定7,500円。
取材・文/吉永美和子

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